各エピソードを振り返る (S1E1)【ゲーム・オブ・スローンズ】
以下の記事は一つ一つあらすじを解説するわけではなく、振り返りです。
なので、あらすじのまとめ方はほぼ箇条書き+かなり雑になります(笑)
そして先々の展開のネタバレなどが盛りだくさんですので、全シーズン見終わっていない方はここでストップすることをオススメします。
壁の向こう
壁の向こうへ野人の偵察に赴いたナイツウォッチの3人。
主に壁よりも北側を拠点としている野人と、壁を管理するナイツウォッチの関係は険悪で、互いに睨み合っている。
その偵察の最中、ナイツウォッチの一人が奇妙に配置された馬や人間の死体を発見。
しかし、戻ってみるとそこにあったはずの死体が消えており何者かが襲いかかってくる。
散り散りになり、逃げおおせたと思った瞬間、背後から斬首。
ウィンターフェル
オープニング明け。
ウィンターフェル城はスターク家の拠点。その城主でもあるエダード・スターク(通称ネッド)のもとにナイツウォッチのメンバーが脱走したという知らせが。
そこにはさっきホワイト・ウォーカーという得体の知れないものに襲われたナイツウォッチのメンバーが。一人だけ逃げ切ることに成功した様子。
しかし、一度ナイツウォッチの誓約をした以上、生涯その務めを全うしなければならない。
それを破って抜け出してしまった彼は、壁が属している北部を総括するネッドによって処刑される。
ネッドがブランに言った「宣告者自ら剣を振るうべきだ」という教えは、「人の命を委ねられた時、その人の目を見て最期の言葉を聞かなければならない。それができなければ、その人は死に値しない。」という意味が含まれている。
この教えの起源は最初に人々にまで遡ります。
最初の人々とは、物語が始まる一万年以上前にエソッスからウェスタロスに渡ってきた人たちの総称。
スターク家には最初の人々の血が流れており、最初の人々と同様に古の神々を崇拝しています。
スターク家に限らず、北部には最初の人々の風習が色濃く残っているのです。
ただ今現在、ウェスタロスに残る多くの風習や信教(七神)は最初の人々の後にウェスタロスにやってきたアンダル人によって作られたもの。
ウィンターフェルへ戻る道中、鹿の死骸を発見。
そして少し離れたところにダイアウルフの死骸もあり、そのそばには赤ちゃんダイアウルフが。
各家には紋章というものがあり、スターク家の紋章はダイアウルフ(狼)。
子狼の数がスターク家の子供と同じだったので、これを運命だと感じ引き取る。
はぐれていた一回り小さなダイアウルフは、ジョン・スノウのものに。
この鹿とダイアウルフの死骸はロバートとネッドの死の伏線。
鹿はロバートの死因と同じように腹が切り裂かれています。
王都
ウェスタロスの首都でもある王都。
王座の間ではロバート王の"手"でもあったジョン・アリンの葬儀が行われていた。
ジョン・アリンの死に関しての考察は別記事にまとめてあるので興味のある方はどうぞ。
ウィンターフェル
ジョン・アリンの訃報はウィンターフェルにも。
王の手が亡くなったということで後任者を任命するために王が直々にウィンターフェルを訪れるつもりだということも知らされる。
現在の王ロバートは幼少期から仲の良い自分を次期王の手に指名するだろうとネッドは悟る。
ネッドがいるところはウィンターフェル内にある神々の森と呼ばれる場所。
ネッドは処刑などした後は毎回気持ちを落ち着かせるために、ウィアウッドという白い幹で赤い葉がついた木がある池の前で処刑に使用した剣(アイス)を手入れするんですね。
王族ご一行様がウィンターフェルへ到着。
王のロバートはすぐさまネッドの妹リアナ・スタークが眠る墓を尋ねたいと申し出る。
その地下墓地でネッドを王の手に任命すると宣言し、かつて婚約を予定していたリアナ・スタークの思いに耽る。
ターガリエンとは前の王の家系。
前の王はエイリス・ターガリエン。そのクレイジーっぷりから"狂王"と呼ばれていた人です。
そしてある時、狂王の息子でもあるレイガー・ターガリエンがロバートの婚約者リアナ・スタークを誘拐。
これに激怒したロバートが反乱を起こし、最終的にロバートが王にまで上り詰めたわけです。
ロバートの反乱を事細かに説明しようとすると、それだけで記事ができちゃうので省略。
ナローシーの向こう側
ターガリエンの生き残り、ヴィセーリスとデナーリス。
彼らは追ってくる暗殺者の魔の手から逃れ、ウェスタロスの隣の大陸エソッスにある町、ペントスで逃亡生活をしていた。
兄のヴィセーリスは軍を得るためにドスラク族の長カール・ドロゴに妹のデナーリスを差し出す計画を明かす。
ウィンターフェル
ロバートとサーセイの息子ジョフリーと結婚を夢見るサンサ。
宴に招待されなかったジョン。
そんな彼のもとにネッドの弟でナイツウォッチでもあるベンジェンがやってくる。
落とし子の扱いに耐えきられないでいるジョンは、どんな身分であろうが対等な扱いを受けられる(と言われている)ナイツウォッチになりたいので一緒に連れてってくれと志願する。
このときのジョンは壁の現実を知りませんでしたからね。
ナイツウォッチ=名誉と思っていたが、実際は極悪人ばかりの刑務所みたいな現状という。
ネッドが王の手になろうか迷っている最中、メイスター・ルーウィンが高巣城から使者が来て便りを持ってきたと伝える。
それはキャトリンの妹でジョン・アリンの妻ライサからで、内容は、夫はラニスターによって殺されたというものだった。
このネッドの北部を離れたくないけど、王都に行って父のような存在だったジョン・アリンの死の真相を解明したいという葛藤、胸が痛い。
キャトリンとルーウィンが話している時、終始ネッドの表情を写しているこの構図好きです。
ナローシーの向こう側
カール・ドロゴ&デナーリスの婚礼の儀式。
贈り物としてジョラー・モーモントから書物、イリリオからはドラゴンの卵3つを貰う。
このアッシャイで見つかったドラゴンの卵。
アッシャイはメリサンドルやクェイス(クァースにいた仮面の女性)などといった紅の祭司の出身地ですね。
魔法的要素はだいたいこの地から来ているんですが、かなり謎に包まれているんですよね。噂では未だに恐ろしいモンスターがいるとか…。
ちなみにエイゾール・アハイの伝承もここからきています。
ウィンターフェル
王都へ行く決心をしたネッド。
ブランはネッド達を見送った後、キャトリンから注意されたにもかかわらず塔を登る。
すると、塔の中から声が。それは双子のサーセイとジェイミーだった。
良からぬ行為を見られたジェイミーはブランを突き落とす。
序盤はみーんな説明口調で面白い(笑)
ただ莫大な情報量を選んで自然とセリフに組み込むのは骨が折れる作業でしょうね…。
あと原作者曰く、物語の結末になるヒントはシーズン1/原作の第一章に多く記されているらしいです。
なので、さり気ないセリフにも重要な意味が含まれているかも?