各エピソードを振り返る (S5E1) 【ゲーム・オブ・スローンズ】
以下の記事は一つ一つあらすじを解説するわけではなく、振り返りです。
なので、あらすじのまとめ方はほぼ箇条書き+かなり雑になります(笑)
そして先々の展開のネタバレなどが盛りだくさんですので、全シーズン見終わっていない方はここでストップすることをオススメします。
フラッシュバック
サーセイは友人と森に住む魔女の元を興味本位で訪れ、自らの運命を占ってもらう。
王子と結婚するかという問いに魔女は王子ではなく王と結婚するだろうと予言、更に彼は子供を20人作るが、サーセイは3人だけだと言う。
しかしその結婚生活も束の間で、ある若いクイーンに全てを奪われるだろうと。
サーセイが言う王子とはレイガー・ターガリエンのこと。
というのも、ちょうどこの時ラニスポートではタイウィン主催のヴィセーリス生誕を祝う競技会が行われていて、そこにはレイガーとエイリス(狂王)も招待されていました。
サーセイはタイウィンから「いずれお前をレイガーと婚約させるつもりだ」ということを聞いており、この時の競技会でその婚約は公に発表される予定だった。
彼女はその発表の直前に魔女のいるテントを訪れ、本当にレイガーと結婚できるか聞いたわけです。
しかし、魔女はレイガーとは結婚出来ないと即否定し(実際にこの後、狂王はタイウィンのサーセイとレイガーを結婚させるという申し出を断った)、将来はとある王と結ばれるだろうという予言を伝えた。
あとこのシーンの面白いFun Factなんですが、魔女のテントの中でサーセイの隣にいた少女。
彼女はメララ・ヘザースプーンというサーセイの親友で、実は原作ではメララも魔女に「将来ジェイミー・ラニスターと結婚できるか?」と聞いて占ってもらっています。
それに対する魔女の回答が「いや、あんたは今夜死ぬことになるだろう」と。
この予言はすぐに現実となり、メララがジェイミーのことを好きだということを知って嫉妬したサーセイが彼女を井戸に突き落として殺してしまったという。
あとサーセイがメララを殺したもう一つの動機として「誰も予言を聞かなかったことにすれば起こらなかったのと同じでは?」というのがあると言われています。
サーセイに対する予言はなんとも不吉なものでしたからどうしても外れてほしかった。
つまり、自分以外にその予言を聞いた人物(メララ)を殺しちゃえば、その予言はなかったことになる!とサーセイは思ったのです。
お前は一体何を言っているんだとツッコみたくなる強引な解釈にも思えますが、これって「"If a tree falls in a forest and no one is around to hear it, does it make a sound?"=もし誰もいない森で木が倒れた場合、音は鳴るのか?」という有名な哲学的思想とどことなく似ている気もする(笑)
「人がその場にいてこそ"音"という概念が認識されるのであって、誰もその場にいなかったら"その音"なんて誰も聞いていないんだし、全く存在していないのと一緒なのではないか?」という理屈ですね。
"音"を"予言"に置き換えればサーセイの理屈も少しは伝わるかな?(笑)
サーセイ自信もこの予言をどうにか忘れようとしたが、この日以来その予言は彼女に付きまとって忘れることが出来なかったのです。
サーセイ
サーセイとジェイミーは父タイウィンの遺体の前にいた。
サーセイは真の敵はタイウィンを殺したティリオンで、彼を逃したジェイミーも同罪だと責める。
ティリオン
ティリオンはヴァリスの友人イリリオが所有する館へと亡命していた。
デナーリス
アンサリードの1人が娼館でハーピーの息子と名乗る人物に殺される。
犯人はデナーリスの征服を快く思っていなく、反乱を起こそうとしているのだろうという。
壁
ジョンはスタニスからウィンターフェルを奪回するために野人を貸して欲しいと頼まれる。
もしマンス・レイダーがスタニスの申し出を断れば彼はマンス・レイダーを火炙りにするつもりだと言われる。
サンサ
サンサとリトルフィンガーは谷間を離れてある場所へと向かう。
王都
サーセイはブラックウォーターの戦いで負傷して王都を去っていた従兄弟のランセルと再会する。
ランセルはサーセイに不適切な関係へ導いたことと、サーセイの命令でロバートを殺したことに対する許しを求む。
ロラスはタイウィンが死に、サーセイとの婚約が破棄になったことで安堵していたが、マージェリーは未だにトメンと結婚し女王になる気満々だった。
トメンと結婚したらレッドキープでサーセイと一緒に暮らさなければいけないというロラスだが、マージェリーは何かを企んでいる素振りをみせる。
ティリオン
ヴァリスはティリオンにある提案をする。
それは七王国のために、鉄の王座に座ろうとするデナーリスの手助けをするのはどうかというものだった。
デナーリス
親方達のために闘技場をオープンして欲しいという頼みに同意しかねるデナーリス。
ダーリオ・ナハーリスにそそのかされて久しぶりにドラゴンを鎖で繋いでいる地下墓地へ入ると、ドラゴン達は更に巨大且つ凶暴になっていた。
壁
ジョンはマンス・レイダーに会いスタニスのプランを伝えるが、彼は頑なにひざまずこうとしない。
ついに処刑の時、最後のチャンスを与えられるが、マンス・レイダーは火炙りを選ぶ。
叫びながら死ぬのは御免だという彼のためにジョンは弓矢で射て慈悲を与える。