備忘録

主に映画やドラマの感想など。

各エピソードを振り返る (S6E9) 【ゲーム・オブ・スローンズ】

 

 

以下の記事は一つ一つあらすじを解説するわけではなく、振り返りです。

なので、あらすじのまとめ方はほぼ箇条書き+かなり雑になります(笑)

 

そして先々の展開のネタバレなどが盛りだくさんですので、全シーズン見終わっていない方はここでストップすることをオススメします。

 

 

デナーリス

 

親方達を皆殺しにするつもりのデナーリスだったが、ティリオンは狂王を引き合いに出しそうするべきではないと反論。

 

ベイラー大聖堂の下にも鬼火の貯蔵庫があったというのは次エピソードの伏線。

 

デナーリス達は親方達と交渉をする。

親方達は条件をつらつらと言い並べるが、デナーリスは話し合っているのはあんた達の降伏についてだと言い放つ。

するとデナーリスは舞い降りてきたドロゴンに乗り、レイガル、ヴィセーリオンと共に船を一隻焼き払って沈める。

 

乞食の女王と言われたデナーリス、兄のヴィセーリスはイリリオに頼って居候を繰り返していたことから実際に「乞食の王」として有名だった。

 

宣戦布告した親方達は罰として1人の処刑を言い渡される。

無理やり以前ティリオンとジョラーを買ってくれた親方が差し出されるが、グレイ・ワームは他2人を殺す。

ティリオンはもしまた反乱を仕出かすようなことがあったら、ミーリーンで起きたことを思い出させろといい去っていく。

 

 

ジョン

 

戦の前、ジョン達はラムジーと初対面する。

ジョンの一騎打ちを当たり前のごとく断るラムジー、数に勝るラムジーは余裕綽々だった。

 

キャンプ地に戻ったジョンはトアマンド、ダヴォスと共に戦略を練るが、それを見たサンサは誰も本当のラムジーを分かっていないと言い、リコンを取り戻すのも不可能だろうと半ば諦めていた。

 

ジョンはトアマンドに「ラムジーが一騎打ちを受け入れると思ったのか」と聞かれた時、「本気で突っ込んでくるようにするため怒らせたかっただけだ」と返しましたが、これはまさしくラムジーがジョンに対してやったことですね。

ラムジーはリコンを使ってジョンを挑発し無茶な突撃をさせたと。

 

 

ダヴォス

 

ダヴォスとトアマンドは王を信じたことが間違いだったと語り合う。

 

 

ジョン

 

ジョンはメリサンドルのテントを訪れ、もし自分が死んでも生き返らせないでくれと頼むが、彼女は少なくとも試さなければいけないという。

ジョンは神の計画に必要だったから生き返ることが出来たのだろうとメリサンドルは推測。

 

 

ダヴォス

 

キャンプ地を歩き回っていたダヴォスは以前シーリーンにあげた木彫りの鹿を見つける。

 

 

デナーリス

 

シオンとヤーラはミーリーンにいるデナーリスの元に到着していた。

船を100隻提供する代わりに、叔父のユーロンの始末と鉄諸島の返還を求めるヤーラとシオン。デナーリスはその条件を承諾する。

 

 

ジョン

 

ウィンターフェル前ではジョンVSラムジーの戦が始まろうとしていた。

 

ラムジーは捕虜のリコンを放ち、弓矢で仕留めようとする。

それを見たジョンは軍の総司令官という立場を放棄して自ら助けに行くが、保護する直前にラムジーによってリコンは殺されてしまう。

 

両軍は騎兵隊の突撃を命令する。

 

このスローモーションで北部軍の騎兵隊が突撃するのを横から撮影した場面、私が落とし子の対決で1番痺れたショット。

馬の躍動感をなんでここまでカッコよく表現できるのか…。この瞬間のサントラも絶妙に良い。

 

ジョンは突撃してくるボルトン軍の騎兵隊に立ち向かおうとすると、後ろから自軍の騎兵隊も現れ激しくぶつかり合う。

 

敵と味方が入り乱れて混戦となった戦場でジョンは勇敢にも次々と敵を倒す。

そんなジョンとは対照的なラムジーは最後方から弓兵に指示を出し、意図的に死体の山を作っていく。

 

焦れったくなったダヴォスも最前線へと来るが、気づいたときには死体の山とラムジー軍の歩兵に囲まれ身動きが取れなくなっていた。

ジョン軍はどうにかして包囲網を突破しようとするが跳ね返されてしまう。

 

野人達は取り乱し、ジョンすらも踏みつけて逃げようとする。

危うく窒息死しそうになったジョンはなんとか地上へと出るが、最早彼らにとって絶望的な状況だった。

 

 

戦闘が始まる前の隊列を見ると分かりますが、きっちり横一線綺麗に整列したラムジー軍に対して、半数が野人で構成されているジョン軍は隊列が乱れています。

更にボルトン軍に囲まれた時、パニックになった野人達は味方のジョンを踏みつけ一目散に逃げようとしていますね。

「野人にはちゃんとした戦の経験が無く、統率出来ない」という描写がされている。

作戦会議の時にジョンが説明した戦略を理解できていなかったトアマンドもこういう戦に関してはど素人だということがわかります。

 

そんな時、角笛が聞こえ始める。現れたのはサンサがリトルフィンガーに要請した大勢の谷間の兵だった。

谷間の兵はラムジー軍を蹴散らし一気に形勢逆転、これを見たラムジーはウィンターフェルへと戻って行く。

 

ウィンターフェルに戻ったラムジーは未だに状況が掴めておらず冷静を装っていた。

巨人のおかげでウィンターフェルの門を突破、この期に及んで一騎打ちの案を持ち出すラムジーをジョンはボコボコにする。

 

ボルトンの旗が落とされた/外された後に映されたのはジョンでもサンサでもなく、メリサンドルのドヤ顔。

これはメリサンドルがS5E7でスタニスに「ボルトンの旗が落とされた/外されたのを見た」と予言しており、それが実現したから。つまり彼女のビジョンは正しかったということ。

 

 

サンサ

 

ラムジーは猟犬が繋がれている小屋に入れられていた。

猟犬が入っている檻の鍵が開けられており、腹を空かした猟犬はラムジーに襲いかかる。

サンサはラムジーが食われるのを見届け、去り際に微笑む。

 

落とし子対決での「谷間の兵の存在をジョンに伝えなかった」というサンサの判断には指摘があります。

最初から谷間の兵も参戦していたらリコンが死ぬことも、ここまで追い込まれることもなかったのでは?ということですね。

ただ、「最初からジョン軍に谷間の兵も加わっていたら~」というのは結果論に過ぎず、実際にはどうなっていたかわからないと思います。

 

ドラマでは本と違いキャラクターの心情を事細かに表せないので、あの時のサンサの決断の意図を正確に解釈することは不可能ですが、個人的にサンサは「ジョンに谷間の兵を任せてもラムジーには勝てない」と踏んだのでは?と予想。だからラムジーの裏をかくために奇襲を選んだと。

 

それにサンサの言う通りラムジーがリコンを生かしておく理由が無いので、リコンはどのみち彼に殺されていたでしょうし、サンサの判断には敬意を払いたいですね。