最終章シーズン8 第2話 感想 【ゲーム・オブ・スローンズ】
個人的な都合上、朝のリアルタイム配信は厳しかったので夜の再配信でなんとか第2話を見終えました。
たった12時間世間から遅れているってだけで結構辛かったので来週は何が何でもリアルタイムで見るつもり(笑) 特に来週はテレビ史上最大規模のバトルが待っていますから。
前回同様に一度の視聴の上での率直な感想なので、深い考察は特に無いです。
また語りたいことが出てきたら別記事に出すつもり。
※ここから先ネタバレ含みます。
ブラン
まず第一話を見終わった瞬間に浮かんだ疑問の1つとして、ブランはジェイミーの秘密を明かすつもりなのか?というのがありました。
今回のエピソードを見た限りですと、推測通りブランにはジェイミーに対する個人的な恨みはもう無いようですし、ジェイミーの秘密も取り敢えず死の軍団とのバトルが終わるまでは誰にも言わないつもりらしい。
まぁそれがベストですよねー。 ジェイミーがウィンターフェルに1人で来たことにですら現場は混乱しているんですから(笑)
そして後の作戦会議。
ブランは会議の中心人物的存在で、夜の王は自分を狙っているのだろうと伝える。
その時に「何が目的なんだ」という疑問を投げかけたのはサム。これはやはり興味を示したサムが夜の王に関することを本で調べるという展開になりそう。
夜の王は人類を抹消し、その記憶を消すために三つ目の鴉でもある自分を殺すつもりだというのがブランの予想ですが…どう考えても動機は他にもあるでしょう。
ブラン曰く死の軍団との戦いに終わりはないというようなニュアンスでしたが、一応彼なりの撃退作戦は用意していたんですね(笑)
ただ今までのシーズンを見ても分かる通り、ブランよりも未来を見る力が優れている夜の王は人間たちの数歩先を行ってます。
ブラン達が考えつく範囲の事態は夜の王にも予測できてそうだし、そうなるとブランの作戦も通用しないのかなーというのが正直な所。
それ以外には「ドラゴンの火で夜の王を倒せるのか」という問いに対してブランが「分からない」と答えたのも印象的だったな。
いくらブランでも過去誰も試したこと無いことは分からないということなんですね。
サンサ&デナーリス
サンサとデナーリスが2人きりで会話した場所、初お披露目かなと思ったらよく見るとエピソード1でサムとデナーリス&ジョラーが出会ったライブラリーでしたね。
距離を縮めようとしたデナーリス、ジョンを心から愛しているからウィンターフェルにいるんだというアプローチから攻めましたが、北部のことを第一に考えているサンサはまだ警戒モード。
このサンサとデナーリスの対話シーンを見て「サンサは色んな意味で別格だな」と再認識。
また重要なシーンを途中で遮られてイラッとしていると、なんとシオンがもうウィンターフェルに戻ってきた!
これまでのパターン的に第三話辺りにウィンターフェルに到着するだろうと見込んでいたのにもう着いたんかい(笑)
ゴースト!!!
画面の端にゴーストを見つけた時は思わず身を乗り出した(笑)
確かシーズン6以来振りですよね~。
私はずっとゴーストは壁にいると思い込んでいたのですが、Wikiによると映っていなかっただけでウィンターフェルにはいたみたい。何を根拠に言っているのかは知りませんが(笑)
この調子で是非ナイメリアにも再登場してもらいたいですね。
アリア&ジェンドリー
この2人がくっつくという噂はよく聞いていたのでそういうシーンが突如来ても驚かないだろうと楽観視してましたが…想像以上に激しくて思わず目を疑った(笑)
まぁそれはそうとして、ここで思い出してもらいたいのがリアナ・スタークとロバート・バラシオンの関係。
リアナとロバートは婚約を約束していました。実際にはロバートの片思いでしたが、そんな彼はサーセイとの結婚生活も上の空状態になるぐらいリアナを溺愛していたのです。
面白いことに、ロバートをそこまでぞっこんにしたリアナ・スタークはアリアと容姿も性格もそっくりだったということ。
関連記事↓
そんなアリアがロバートの落とし子でもあるジェンドリーとカップルになるという展開になると…リアナ&ロバートというスターク&バラシオンの関係は時を経てアリア&ジェンドリーという似た形で再来するかもしれませんね。
ま、ジェンドリーがロバートの落とし子だとしたらの話ですが…。
ジョン&デナーリス
ジョンはついにデナーリスに自分の本性を明かしました。
そりゃデナーリスも信じないですよね。もっとデナーリスの反応を見たかったのですが、このシーンもまた良い時に遮られちゃうという。
一瞬なんでジョンはこのタイミングで打ち明けたのかと思ったけど、死の軍団との戦闘が終わる頃には2人共生き残っているという保証はないと彼自身判断したってなら多少は理解できる気がします。
Jenny of Oldstones
今回のエピソードでは原作から忠実に引用された描写がありました。
それはトアマンドのバックストーリーとJenny of Oldstonesという歌。
特にJenny of Oldstonesって何の歌なの?と疑問に思う人もいるかもしれません。
歌の背景をざっくり説明すると、昔ダンカン・ターガリエンという男が平民の女性(ジェニー=Jenny)に恋に落ち、当時鉄の王座への正当な権利があったダンカンはそれを破棄してまで彼女と共になることを選んだというストーリーが元になっています。
そんなダンカン・ターガリエンは後に火災が原因で命を落としてしまい、その悲しみに暮れるジェニーの気持ちを歌詞にしているのではと言われています(彼女の安否は不明)。
Jenny of Oldstonesという歌はレイガーによって作られたのでは?という興味深い説があったのですが、ビックリしたのが今回のエピソードでデナーリスによって「レイガーは歌うのが好きだった」ということが再び触れられたこと。
偶然にしては出来過ぎだと思いますし、これはやはりレイガーの作曲だったということを示しているのか?
ジェイミー&ブライエニー
第二話は最初から最後までまさにジェイミー&ブライエニーのためにあるような回だったと思います。
ハイライトはなんといってもジェイミーがブライエニーを騎士に任命するシーン。
このシーンはハレンホールのお風呂場でジェイミーが胸の内を告白した時に匹敵するぐらい素晴らしかった。
まずポドリックが迷っていたブライエニーに視線を送って後押ししたり、任命され立ち上がった後に嬉しそうに微笑む彼女の表情が美しすぎて涙が出ましたよ…。
ジェイミーをライバル視しているような素振りを見せていたトアマンドでしたが、騎士に任命されたブライエニーに向かって大拍手を送る彼を見て普通に泣いた。
特に「女性が騎士になれない」ということを不思議に思っているトアマンドの純粋さは実世界の人間も見習うべきですね。
感想
次の大戦に繋げるビルドアップ回としては申し分ない出来だった。
ウィンターフェルにいるほとんどのメインキャラクターや逃げ延びてきた平民にも焦点を当て、決戦前夜の緊張感をよく描かれていたのではないでしょうか。
前シーズンではキャラクター間の会話が欠けてましたから、その点においては今のところシーズン8の仕上がりには大満足!
ただ正直、この第二話を丸々ウィンターフェルで死の軍団との戦いに備えている様子に当てるとは思わなかったなー。悪く言っちゃうと、特に目新しいことは起きなかったと。
ペースがゆったりしているのは良いんですが、そうすると今度は本当にあと4話で綺麗にまとめられるのかという新たな不安材料が出てくるわけです。
今断定するのは早い気もしますが、やっぱりもっと回を増やすべきだったと思う(笑)
終わり
さて、次回はいよいよ待ちに待ったウィンターフェルでの大戦です。
ウィンターフェルで起こる死の軍団とバトルは世界中の人々が期待していただけあり、監督のミゲル・サポチニクにのしかかるプレッシャーは相当なものだったでしょうね…。
個人的な予想としては、序盤にも言及しましたが、死の軍団が圧倒してジョン達は撤退せざるを得なくなると思う。
その様子は予告でもチラッと垣間見えていた気がします。亡者が城壁を登ってきて、アリアはウィンターフェル内で亡者らしき物体から逃げ回っていましたしねぇ。
誰が生き残るかという点に関してですが、私は意外と次回のウィンターフェルでのバトルではメインキャラの半分以上は生き残るんじゃない?と思っています。
メインキャラの多くは最終シーズンが終わるまでには死んでしまうかもしれないが、必ずしも死の軍団との戦いで死ぬとは限りませんし。
ということで、現在ウィンターフェルにいるキャラを簡単に仕分けしてみました↓
取り敢えず次回エピソードは安泰:
サンサ、アリア、ブラン、ジョン、デナーリス、ダヴォス、ヴァリス、ティリオン、ジェイミー、サム、ジェンドリー、ハウンド、ジリ
ジェイミー&サーセイ、ティリオン&サーセイのシーンがS7E7で最後っていうのは信じがたいので、この2人が次回死ぬことは無さそう。
若干危険:
ベリック、ジョラー、ブライエニー、リアナ・モーモント、ポドリック、ミッサンディ
ブライエニーは指揮を任されたということもあり戦場で命を落とす可能性が上がりましたが、騎士任命された直後に逝ってしまうのはあまりにも悲惨すぎる気がするので希望を込めてこの位置に。
ヤバそう:
シオン、グレイ・ワーム、トアマンド、エッド
今回のエピソードでスポットライトを浴びた面子を中心に選んでみました。