備忘録

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最終章 シーズン8 第3話 感想 【ゲーム・オブ・スローンズ】

 

 

前回、前々回の感想記事は放送を見終わった瞬間にすぐ書き始めたのだが、今回は終わった瞬間にどっと疲れて頭痛もし始めたのでいつもよりも執筆し始めるのに時間がかかりました(笑)

 

最初に言っておくと、後半から自分は泣きっ面で視聴している状態でした。

ドラマ/映画含めてここまで涙流したことはありませんし、ある程度「誰かが死んでしまう!」と事前に分かっていてもこの有様にさせられるこのシリーズの力は恐ろしい…。 

 

マジでどこから手を付けたらいいか分かりませんが、ここからネタバレ感想です。

 

 

エピソード全体としての感想

 

制作陣は「ウィンターフェルでのバトルシーンはただ単にわんさか繰り広げるだけではなく、それぞれのキャラクターに焦点を当てるつもりだ」ということを事前に発表していました。

その公言通りに今回のエピソードは描かれていたのではないでしょうか。

 

特にサントラは本当に毎回期待を裏切らない。

アリアが城壁で亡者と戦い始めた時に流れていた"Needle"のリミックスも個人的に気に入りましたが、一番印象に残った曲はやはりこれでしょうね↓

 

youtu.be

 

もうこの名曲を聞けるとか公式仕事早い!!

 

 

さて、前回記事での死亡予想は当たり外れ半々といった結果に。

グレイ・ワームとトアマンドが生存したのはビックリですが、その他多くのメインキャラクターは私の予想通り生き残りました。

 

そして退場させるキャラの選択は個人的にほぼ完璧だったと思う。

リアナ・モーモントを除いたジョラー、ベリック、メリサンドル、エッド、シオンに共通するのは自らを犠牲にしてまで誰かを守ったということ。

 

こんなに生き残るとかプロットアーマー乱用しすぎだ!!的な指摘をしている人もいますが、私からしたらジョンやデナーリス、ティリオン、ジェイミー、サンサ、アリア、ヴァリス、サム、ブラン、ダヴォスといった濃い面子のストーリーラインがあっさりと夜の王との戦いで死んで終わり!っていう方が呆気にとられ、絶対やるせない気持ちになったでしょって言いたい。

 

ちょっとした不満もありますが(下記記載)、ひとまず10段階評価を付けるとしたら9/10。

明らかに不満よりも素晴らしかったシーンの方が多かったのでね!

 

 

お気に入りシーン

 

サンサ&ティリオン

 

私の目はこの2人のシーンからエピソードが終わるまで涙で溢れていました。

地下墓地にも亡者が現れて最期になりえるかもしれない瞬間、ティリオンとサンサは身を寄せ合っているっていう現実を目の当たりにして涙腺崩壊。

このタイミングであの素晴らしいサントラも流れ始めるし、色々やばかった。

 

ジョラー&デナーリス

 

デナーリスが武器を持って必死に戦う姿めちゃくちゃ良かったね!

そして彼女のために自らを犠牲にしたジョラー、ドロゴンが寄り添うシーンはもう…。

 

私はジョラーの退場の仕方にかなり満足しています。

デナーリスを守るというのは彼が望んでいたことでしょうし悔いはないと思う。リスペクト。

 

夜の王

 

このエピソード、夜の王が終始カッコよくてべた惚れ(笑)

特にドラカリス食らってノーダメージからのあのニヤケ顔!! 夜の王には感情が無いとばかり思い込んでいたので、あのニヤケ顔には興奮しましたよ。

 

それと雲の上に出て、月の下でのドラゴンVSドラゴンのショットは鳥肌立ったなー。今回のエピソードで一番美しいと思ったショットですねあれは。

 

 

不満

 

視界不良

 

これは多くの人が感じていると思いますが…マジで暗すぎだから!!!www

序盤20分ぐらい何が起きてんだ状態だったんですけど!!!

 

まぁこうなることは予めなんとなく分かっていましたけどね…だって夜間+吹雪が吹き荒れているんですから(笑) そりゃ視界も悪くなるよねーと。

とは言っても、もう少し輝度を上げたり、マッドマックス 怒りのデス・ロードの夜間シーンみたいにカラーグレーディングを弄るみたいな荒業を駆使出来ただろうし、その辺はもっと配慮してほしかったな。

バトルシーン自体の出来ももう少し鮮明だったら更に良かっただろうと感じるだけにかなり勿体無い。

 

夜の王の末路

 

さて、私が触れておきたいのは夜の王の末路。

色んな意味で驚きはしました。ただ正直な第一印象としては「え?これで終わり?」という感じ。

私はてっきり夜の王の軍団が圧倒して、ジョン達はウィンターフェルを捨てる展開になるとばかり思っていたので、アリアが背後から飛びかかってそのまま夜の王を短剣で突き刺して殺したときは口が空いてポカーンという状態でしたね。

 

確かに今振り返ってみると、ドラマ内でもシーズン1からシーズン7に至るまでアリアが夜の王を倒すかもしれないという伏線はいくつかありました。

シリオ&ジャクェンとの稽古や、メリサンドルとの初対面、シーズン7でブランがアリアに短剣を渡したのもブランはある程度アリアが短剣を必要になる可能性を感じていたとも解釈できますし。(ブランが短剣を渡した場所も後に夜の王を倒すことになるウィアウッドの前でしたしね)

 

そうは言っても、今まで最大の脅威としてシーズン1から扱われてきた夜の王&死の軍団がアリアの一振りで全滅というのはちょっと拍子抜け。

もしこれで夜の王のストーリーラインが終わりで、残るエピソードはサーセイとのバトルだけ~という感じの展開になったら自分としてはちょっとガッカリです…。

 

ただまだ残り3エピソードあるので希望を捨てたわけではありません。

そう思う理由の1つとして、このままだと正義が悪に勝つというお決まりパターンになってしまうから。

それはどう考えてもGRRM(原作者)っぽくないというか、彼が好まない展開でしょうし、GRRMが提示した3つの衝撃的な展開の3つ目が「アリアが夜の王を倒す」だったとは到底信じがたい。

 

夜の王が残していた数々のマークや森の子たちが描いたとされる壁画の意味も未解決のままですし、そもそもブランが今回のバトルで何をしてたのかすら不明。サムがわざわざシタデルから盗んだ本も結局出番無しとか流石にないよね?

少なくとも次回以降のエピソードでブランやサムに夜の王の背景をもっと探ったり、何らかの形で夜の王が再びストーリーに関係してきてほしいというのが個人的な願望です。

 

 

最後に

 

とりあえず夜の王の結末に関する有耶無耶をまとめましたが、まだ結論を出すには早い気もします。

予告の映像はほぼ全て出尽くしてこの先どうなるかなんて誰にも分かりませんし、先程も言ったように残り3エピソードあります。しかもそのうちの1つはまた何かが起こりそうなミゲル・サポチニク担当という(笑)

なので蓋を開けてみたらまだ夜の王に関する展開は終わっていなかった!なんて可能性も十分にあると思う。

 

残りのエピソードでさらなる驚きがあることに期待。

 

 

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