備忘録

主に映画やドラマの感想など。

各エピソードを振り返る (S1E9)【ゲーム・オブ・スローンズ】

 

以下の記事は一つ一つあらすじを解説するわけではなく、振り返りです。

なので、あらすじのまとめ方はほぼ箇条書き+かなり雑になります(笑)

 

そして先々の展開のネタバレなどが盛りだくさんですので、全シーズン見終わっていない方はここでストップすることをオススメします。

 

 

王都

 

ヴァリスはまた投獄されているネッドを尋ねる。

そしてサンサがネッドの命乞いをしたことを伝え、ジョフリーが王だと認めれば命だけは助けてもらえるだろう、なのでそうするべきだと説得。

ネッドは名誉を捨てて嘘を付くことを拒むが、娘の命は惜しくないのか?とヴァリスに言われ困惑する。

 

 

双子城

 

橋を渡る交渉のため、ウォルダー・フレイと対面するキャトリン。

 

ウォルダー・フレイ初登場シーン。

原作でキャトリンがウォルダー・フレイへの嫌悪感を語ったセリフ、「キャトリンはこの業突く張りの親父(ウォルダー・フレイ)に唾を吐きかけて、火炙りにしてやりたいと思った」で死ぬほど笑った覚えがある(笑)

 

 

 

死人を倒したときに負った火傷がまだ完治していないジョン。

ジオー・モーモントはモーモント家の家宝でもあるヴァリリア銅の剣"ロングクロウ"を命を救ってくれたお礼としてジョンにあげる。

 

ジョンはターガリエンだから燃えないのでは?と思う方もいるかもしれませんが、ターガリエン=火炎耐性があるというわけではないですねこれが。

ターガリエン家にはヴィセーリスや鬼火を飲んで死んだエリオンなど、火に纏わる死を遂げている人もいます。

それにデナーリスですら原作では火炎耐性がある設定ではなく、一度ドラゴンに燃やされて火傷しているんです。なので、あのドラゴンが生まれた瞬間が特殊だっただけ。

 

ただシーズン6でもデナーリスが燃え盛る火の中から無傷で生還するシーンがありますね。あの時点で既に原作を追い越しているので、原作ではまだありませんが。

一説にはデナーリスが火から生還するときに必ず誰かが死んでおり(最初はドロゴや魔女、2度目はドスラク族)、彼女の一時的な火炎耐性はそれとなんらかの関係があるのではないか?とも言われています。

 

 

双子城

 

キャトリンはウォルダー・フレイから川を渡る許可がでたことをロブ達に伝える。

しかし、見返りとしていくつかの条件を提示させられる。

その一つはロブがウォルダー・フレイの娘と結婚するということ。ロブは渋々同意する。

 

 

 

ジョンはメイスター・エイモンの手伝いに呼び出される。

慰めの言葉をかけるメイスター・エイモンに対して「あなたには俺の気持ちが分かるはずがない」と怒り出すジョン。

しかし、メイスター・エイモンは自分も過去似た状況にあったという。なんと彼はターガリエン家出身だったのだ。

 

 

ナローシーの向こう側

 

カール・ドロゴは決闘で負った傷が化膿して意識が朦朧としていた。

 

 

タイウィン陣地

 

スターク軍が南下してくるという知らせを受けるタイウィン。そして、ティリオンには最前線で指揮を執るよう命令する。

ティリオンがテントに戻るとそこには美女が。名前はシェイ。ティリオンは彼女を気に入る。

 

 

ナローシーの向こう側

 

デナーリスはカール・ドロゴに付き添うが、もう死が近いだろうと言われ、最終手段として血の魔術に頼る。

魔術が始まると、デナーリスは産気づき、ジョラーはジョラーで血盟の騎士と戦闘。いろいろとカオスな状況になる。 

 

 

タイウィン陣地

 

戦の前夜、ティリオンはティシャとの出来事をシェイとブロンに話す。

夜が明けるとスターク軍がすでに急接近していた。

山の民達の士気を高めるティリオンだったが、斧が頭に当たり気を失ってしまう。

そして気づいたときには戦は終わっており、ラニスター軍が勝利したとのこと。

しかし、スターク軍はスパイの情報とは全く異なり、たった2千人しかいなかったという。

 

 

ロブ陣地

 

息子の帰還を固唾をのんで待つキャトリン。息子が無事に帰ってきたのを見て安堵する。

そして彼はジェイミー・ラニスターを捕まえたのだった。

 

 

王都

 

公衆の前に連れ出されるネッド。

彼は自らジョフリーの王の座を奪おうと策謀したと告白、そしてジョフリーが正当な王だと認めてしまう。

これにてネッドは約束通り壁へ連行されるかと思った瞬間、ジョフリーはネッドを斬首するよう命令。

ネッドはサンサ、アリアの前で処刑されてしまう。

 

サーセイは前々からジョフリーに対し、ネッドを壁に送るよう促していました。

事実、ジョフリーが処刑宣言した直後もサーセイは反対してますし(なぜか字幕で訳されてないけど)、ヴァリスもこれはまずいとジョフリーのもとに駆け寄っています。

結果、誰もジョフリーをコントロールしきれなかったんですね。


いくらサーセイといえど、子供たちを連れて逃げるようわざわざ忠告してくれたネッドを処刑するほど酷ではないし、北部総督を殺したら戦争になるという分別はあったんでしょう。

 

とまあ個人的に、ゲーム・オブ・スローンズで数ある死の中でもネッドの死が未だに一番印象に残っているというか、やるせない気持ちにさせられるんですよね。

このエピソード前半、メイスター・エイモンが言った「名誉と愛、どっちを選択するのか」はかなり重要なセリフ。

ネッドは過去に妹リアナ・スタークの子供(ジョン)を守るために自らの名誉を犠牲にし、ジョンは別の女性との間に生まれた落とし子だと偽りました。

 

そして今回のケースもまたもや自らを犠牲にして王位に就くために策謀したことを認め、ジョフリーが王だと崇めた。

前者はリアナとジョンへの愛、後者は娘達、家族への愛からの行動だったが、今回は

その犠牲も虚しく殺されてしまったんですから。ほんと残酷すぎる結末。