最終章 シーズン8 第4話 感想 【ゲーム・オブ・スローンズ】
え、本当にあと2話で終わる?????
この一言がエピソード終了時、全ての感情を押しのけて出た感想(笑)
とまぁそのへんは後々語るとして、無事リアルタイムで第4話を視聴したので各シーン別に思ったことをまとめます。
いつもどおりネタバレ全開です!!!!
第4話を見る上で個人的に一番気になっていたところ
前回、前々回の記事を拝見したくださった方なら薄々気づいていると思いますが…そう、それは夜の王について。
私は夜の王のあっさり過ぎる結末にあまり納得していない派ですので(詳しくは下記を)、残りのエピソードでどうにか夜の王に関する背景説明や謎の解明をしてほしいと願っていました。
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第4話の全体的なムードとしては終始「デナーリスVSサーセイ」でしたが、まぁジョン達は死の軍団を倒して一段落と思っていますし、当然の流れでしょう。
とは言っても、誰一人夜の王について触れないってのはどう考えてもおかしいよね!って話でしたが…。
ただそこはこのドラマの良心でもあるダヴォスがちゃんと夜の王に対して素朴な疑問を抱いてくれていました!
「ヤツの目的は何だったんだ?」と。
少なくともこのセリフだけで「後に夜の王の目的が判明するかも」という希望は繋がった気がするのでちょっとホッとしている。
ジェイミー
そもそも彼がウィンターフェルに残るつもりってのを知って「え?あなたやること残っているでしょ?」となっていたので、終盤で気持ちを切り替えてくれたのは良かった。
ただもう少しブライエニーに優しい言葉かけてあげてよ(泣)
立ち去り方がクソ過ぎて若干引きましたが(笑)、ジェイミーは勿論サーセイを説得しに王都へ向かったんだよね???
彼がサーセイを殺す展開はあからさま過ぎるので無いんじゃないかなーとは思っていますが…果たしてどのタイミングでサーセイの前に現れるのでしょうか。
アリア&ジェンドリー
ついに正式なバラシオンとなったジェンドリー。そしてしてやった感満載のデナーリスという構図が面白いですが…。
これは唯一ドラマ内で全貌が明らかになっていない主要な城でもあるバラシオンの拠点ストームズエンドがお披露目になるチャンス!?
そんなウッキウキなジェンドリーはなんとアリアにプロポーズ。浮かれすぎ(笑)
ただアリアはジェンドリーの幸せを願いつつ丁寧にお断りします。
その時アリアが言った「That's not me.」、これはアリアがS1E4でネッドに対して放った言葉ですね。
アリア&ハウンド
で、ハウンドとアリアのシーン。このシーンは昔の2人旅を思い出しますねぇ。2人の旅は作中数あるプロットの中でもかなりクオリティが高いと個人的に評価しています。
そしてなんとアリアはハウンドに同行して王都へ向かうつもりっぽい。
2人共やり残したことがあるとのことですが、この会話からも益々ハウンド&アリアVSマウンテンのバトルが現実味を帯びてきましたね…。
更にハウンドのセリフ「また死にかけになった俺を置き去りにするつもりか?」というのは、まさに私が期待している展開。
ただ今回の場合、アリアは慈悲としてハウンドの心臓を刺して楽にしてあげるんだろうと思っています!
いやー、これって明らかな伏線でしょー! 95%起こりそう。
※外れたらボロクソ言ってください★
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ティリオンとヴァリスの反逆
これはぶっちゃけ想定内、いよいよ始まったかという感じ。この記事でも書きましたが、前シーズンにも反逆を匂わせる伏線があったのでね。
ただちょっと「おっ?」となっていることがありまして、それは今の所ティリオンは純粋にサーセイに騙されていたっぽいという点。
私は↑の記事の通り、ティリオンはウィンターフェルに来る前から既にサーセイと何かの取り決めをしていたのでは?という推測。
しかし!S8E2でジェイミーから「サーセイは北部を支援するつもりない」「子供を授かっているのは本当だ」と聞いた時のティリオンのリアクションは至って素に感じた。
今回もサーセイとの最終交渉として彼が赴き、サーセイの唯一の取り柄でもある「子供好き」というのを利用して感情に訴えかけてましたね。
まぁティリオンがデナーリスを裏切る可能性は十分に残っていますが、ここに来て彼はサーセイに加担しているかもというのは深読みだった可能性が出てきたかな?
策士サーセイ
勿論デナーリスやジョンが北部で死の軍団と戦っている間、のほほ~んと王都で待機しているようなサーセイではありません。
サーセイは先手として拠点でもあるドラゴンストーンに戻るデナーリス艦隊を奇襲するべくユーロンに待ち伏せをさせていたという。
しかもユーロンの船には大量生産されたあのスコーピオンが。その槍でレイガルが撃ち抜かれ海に落ちてしまいます…。
ここでまた海戦が勃発するのかと思いきや、圧倒的有利なユーロン相手にデナーリス達は手も足も出なかったと。
この奇襲は予想外でした。レイガルの死に関しては急展開すぎて人によっては雑だと感じる人もいそうですね。
なんとかティリオンやヴァリス、グレイ・ワームはドラゴンストーンの浜辺に辿り着きますが(いやー、水って便利だねw)、ミッサンディは捕らわれてしまいます。
所変わって王都のサーセイ。
レッドキープ内にまで人民を入れる計画っていうのは、人民からも信頼を得られる+デナーリスが暴走するのも防ぐシールド兼人質としても機能するのでTHE 一石二鳥ですよね。まじで賢い。
彼女の策略はラムジーやタイウィンを彷彿とさせるものがあるなーと感心。
そしてそんなサーセイの犠牲者第一号となってしまったミッサンディ。
私も含め多くの人がグレイ・ワームの死を予測していただけあり、この展開にはビックリしたんじゃないかな。
というか、前回のシオンが夜の王に殺されるっていうのに引き続き、ミッサンディがサーセイの人質になりマウンテンによって斬首という展開冷静に考えてヤバくない?この文面を見ても予想外過ぎてちょっと笑ってます(笑)
「アリアが夜の王を倒す」というセオリーは見たことありますが、シオンやミッサンディの展開を予測できた人世界中探してもいない説ある。
爆上がりのサンサ株
このことをブログ内で公言するのは多分初めてだと思いますが、サンサはタイウィン、ジェイミーに続いて私のお気に入りキャラ第3位。
そんな彼女の株がシーズン8から個人的に急上昇しています(笑)
いくら敵だろうとリトルフィンガーやジョフリー、ラムジー、サーセイなどから学んだ恩恵をしっかりと胸の内に受け止め、彼/彼女の言葉を教訓にして生きているサンサ。もはやどこから見ても籠の中で怯える小鳥ではありませんね。
特に今回気に入ったのは秒でジョンとの誓いを破ったシーン。
後ろめたいという感情を押し殺し、なんとジョンの出生の秘密をティリオンにバラします。
そんな情報をデナーリスの側近でもあるティリオンに打ち明け、デナーリスの立場を内側から蝕もうとする感じがもう…!
これは勿論私怨でもなんでもなく、北部やウェスタロスの民のことを第一に考えての判断だったのでしょう。
そんなサンサとまるで対称的なジョンやデナーリス、2人のナイーブっぷりにイラッとしちゃうのは製作者の思う壺という感じがする。
結局、無知は罪だというのはファンタジー世界と実世界、どちらにも通用するんですね。
デナーリスの肩を持ってみる
生まれてこの方一度もデナーリスのファンになったこと無いのですが、今回はデナーリスの立場をちょっと擁護してみたい。
というのも、ここ最近アンチデナーリスを目にする機会が多かったんですよ。
最近のシーズンで見受けられる度重なる傲慢っぷりがアンチ急増たる所以だと思いますが、私からしたらその傲慢さはあまり目立っていなかったってだけでシーズン1から健在していたじゃん、と。
とまぁそんなデナーリスさんですが、少なくともシーズン8での彼女は大目に見てあげてほしい(笑)
だって想像してみてくださいよ、多くの民から慕われ歓迎されるだろうと意気込んでウェスタロスに上陸したのはいいもののそんな人は存在せず、むしろ狂王の娘ということで嫌われる。
道中2匹のドラゴンを殺され、長年支持してくれた最愛の仲間でもあったジョラーとミッサンディまでも失う。
挙句の果てに、これまで彼女の原動力でもあった鉄の王座、それに対する正当な継承権も無いことを突きつけられるという。
これはさすがに同情案件だと思う(笑)
しかもこの調子だとデナーリスは王都に攻め入る気満々だし、そうなった場合、どう考えても王都にいる人民からしたら完全に「サーセイ=悪」というよりは「デナーリス=悪」ですよね。
いやー彼女の明るい未来はどう想像力を振り絞っても見えてこない…。
最後に
では最後の締めとして…どちらかというとこのエピソードの感想というより、シーズン8これまでのエピソードの感想と今後の展開について。
冒頭でもチラッと申したように、私は単純に残りの2話で綺麗に完結するとは到底思えません(笑)
最終章計6話という決断が大失敗過ぎる気がしてやまないんですよねぇ。
もし残り2エピソードがS6E10級の回だった場合、終わり良ければ全て良しとなるのか? と言われたら…余程のことが起きない限りそうはならないんじゃないかなと。
絶対6話じゃ少なかったよ。
むしろもうここまで来たら、残り2話で夜の王復活、スタニス復活、リトルフィンガー復活みたいな理論もへったくれもない展開を押し込み、GoT界隈/コミュニティ諸共を混乱+湧かせるだけ湧かせて終了!!!でも良い気がしますけどね(笑)
投げやり感酷いですけど、それはそれでしばらくその話題でもちきりになるだろうし、楽しそう(笑)
まぁ真面目な話すると、着々とほろ苦いオチに向かっているなーという雰囲気は感じます。
ブランが仕事をしてなさすぎる件に関しては視聴者全員のイライラゲージ溜まってそうですが、なんだかんだ残りのエピソードでブランに爆弾発言されそうで怖い。
次回予告+余談
先日、こんなツイートした後に公開されたこの予告。
S8E3のサントラはラミンの師匠でもあるハンスジマーを思い出させるような曲調が多かった気がする
— レイフォード (@_RayFord_) May 5, 2019
特にあのカチカチカチカチとかいう秒針みたいな音を軸にした曲とかまさに彼のそれ
ご丁寧に字幕でも「Clock Ticking」と記載されてますが(笑)、いやー…良き。。。
もうこのシリーズでラミン・ジャワディの曲を拝めるのも残り2話ということでメチャクチャ悲しいですが…スピンオフも彼が担当してくれるのかな?チラチラ